先生。
忘れてた。
オリエンテーリングなるもの…
友達がいない私にとって苦でしかない。
あ、でも司が…
「じゅーんちゃんっ」
「…なに」
「私たちと一緒の班になろう?」
隣に座る司に話しかけようとした時、見事に遮られて目の前に立つさっきの女。
「数合わせじゃんワロタ」
「あんたはうるさい!」
そんなやり取りを全部見ている司は、私を馬鹿にしたように言葉を挟む。
「えっ、司くん酷い!普通に潤ちゃんと仲良くなりたいのに」
女ってすごいね、本当。
どうして男の前ではこう、人格をボタンみたいに変えられるんだろう。
私も、人のことなんて言えないけどさ…