先生。
先生が話終わると、恥ずかしそうに俯く司。
「…頑張って司!!私、本気で応援してる!司なら絶対に先生になれるよ!」
「成績だけは良いもんな。」
「まあ、先生よりは余裕で良い教師になれると思うよ」
「あーやっぱ生意気。ムカつく」
司先生…か。
なんだか凄く良い響き。
「あのね、先生。それから…司も」
司が自分で夢を決めた。
親に決められたレールから少し外れた道を、自分で選んだ。
今思えば、私はいつも司に背中を押されていたのかもしれない。
「私、合格したよ」
さっきまで座っていたベンチに置いてある、合格通知の用紙。
それを先生と司の目の前に差し出した。
「夢に、近づこうと思う」