先生。
そう言って笑うと、司は安心したように、先生は驚いたように目を見開いた。
「よかったな潤」
ずっと私の味方でいてくれた司。
弱気になったり、泣きそうになれば、いつも司に助けられてた。
最後まで志望校を変えなかったのも、司のおかげだ。
あの日に言われた。
‘‘なあ潤’’
‘‘もう逃げんな。泣いてもいいから、もう逃げんな’’
‘‘目標を達成したら、津山に会いに行こう。俺が絶対会わせてやる。津山は逃げる潤を望んでない’’
‘‘大きくなった姿で、会いに行こう’’
「頑張れよ」
「うん。ありがとね、司」
この‘‘ありがとう’’は、色んな意味で。
数えきれないほどの意味で。