先生。
先生は少し考えたあと、私を見ずに言った。
「…俺のものは俺のものなの」
やっぱり私って、たらし込まれているのかな…
「先生は、ズルいね…」
私がそう言うと、先生は私の頭をくしゃっと撫でて立ち上がった。
そしたら、それとほぼ同時くらいに解散の声が鳴り響いて、いよいよあの女達との勝負が始まるらしい。
「じゅーんちゃんっ。行こっか?」
「あはは、楽しみー…」
オリエンテーリングでは、全部で12箇所あるスタンプを押す地点を森の中で探す。
いわば、スタンプラリーみたいなもの。
「ほんと、楽しみね?」