先生。
「部外者は立ち入り禁止」
「いや、俺のせいでもあるから」
そう言って私に近づく司の肩を、先生が押した。
「それなら、なおさら入ってくんな」
少しイライラした声の先生は、司を追い出して鍵を閉めた。
「そこまでする必要無いじゃないですか。心配してくれてたのに」
「なんかムカつくし。それに俺の方が心配してるからね?」
こんな時までズルいね、先生は。
「先生って、私のこと好きなの…」
「うん。好きだよ」
言い方でわかる。
私の、好きとは違うということが。
「それは、生徒として?」
「それもそうだし、一緒に住んでるから家族みたいな感覚かな」