先生。
だけど、私の気も知らないで先生は私の中にどんどん入ってくる。
「なあ」
「何なの本当っ!もうまじでウザい…」
携帯から先生に目線を移した時には、もう手遅れだと思った。
「意味わかんない!本当嫌い!先生って最低なんだよ。気付いてる?そういう人に限って気付いてない人多いよね。ほんとムカつく…」
全部言い終わった時には、私はもう先生の腕の中にいた。
「だから…!」
こういうのが思わせぶりなんだよ。
こういうことで、私はおかしいくらい舞い上がっちゃうんだよ…
「泣くほど怒ってんの?」
抵抗しても腕の力は弱まるどころか、更に強くなる。
「彼女いるのにっ…最低だよ…」
沼にハマったら、もうそこが最後だと思う。
「でも、最低な俺が泣くほど好きなんでしょ」