先生。
「…もう本当ウザい!先生なんて大っ嫌いっ!」
「…うん、そうだよ。お前はお父さんがいなかったから年上の俺といるのが新鮮で勘違いしてんだ」
私が、勘違い。
…これが恋じゃないの?
こんなに苦しくなるのも、勘違い…?
「ほんと…嫌い…」
私の気持ちは、勘違いで片付けられた。
先生に好きだってこと、バレたくなかったからむしろ良かったのかもしれない。
先生は、そう思ってくれてればいい。
これから少しずつ…少しずつ沼から出て行こう。
「じゃあこの話終わり。晩飯食うぞ」
そう言って私を離した先生。
嫌いって言ったのに、抱きしめられていた温もりをもっと求めてしまう。