先生。


そう聞いてくる司に、さあ?なんて濁したけど。


自分で言って、真っ先に頭に浮かんだのは譲先生だった。




それから司の気がすむまでゲームを見て、少し疲れている私に気づいた司は家まで送ってくれた。





「今日はありがとう!すっごい楽しかった!」


「俺もデートってこんな感じなのかなって知れてよかったわ。でもなんか、お前とは男友達って感じ」


「私告ってもないのにフラれた?」


「まあ、そんなとこだな」





しかも男友達って。


でも、それくらい仲良いって捉えてもいいよね?





「じゃあ、また学校でな。津山と仲良くしろよ!」


「ばっか!声でかいよ!早く帰れ!」





そう言い合って、私たちはいつものように笑い合う。


司の背中を見送って、見えなくなったあと、玄関を開けた。

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