先生。
ドキドキしながら開けたのに、靴は無くて玄関は空っぽ。
電気もついていないし、まだ帰ってないみたい。
喧嘩っていうか、イライラさせたまま気まずくてなって、何も話せてないから今日こそは謝ろうと思ってたのに。
そんなことを思いながら、先生の帰りを待った。
お風呂に入って、洗濯をして、明日の朝食の準備をしていたら、気付けば深夜の1時を過ぎていた。
寝ようとも思ったけど、眠れなくて困ってたらちょうどインターホンが鳴った。
先生…?
鍵は…?
私が玄関を開けに行く間も、インターホンが連打されていて、少しイライラする。
ガチャっと扉を開けば、そのまま先生が倒れこんできた。
「…おかえり」
お酒臭いし、タバコ臭い。
「ただいま、だよ」
酔っ払ってるのは一目瞭然。
「譲先生のご帰宅だよーう」