先生。


先生、酒癖悪いんだ。


だから私の前で飲まないのか。





「歩ける?」





そう言って、私は先生を支えながらリビングまで歩く。





「おい!不良女!ここはどこだ!」


「ここは先生の家だよ」


「あー、頭いてぇ…今日は最悪な日だ」





もう無視が1番だよねこれ。





「俺との約束破ってさ…なんだよあの女…」





だけど私は、その言葉に動きが止まる。



こんな時にまで彼女の話なんて聞きたくない。


…先生フローリングに落としちゃおうかな。





「俺が先約なのに、他の男と寝てる女ってどう思いますか!」


「せんせ」





嫌だ。


やめて。


聞きたくない。





「あれはマジで笑ったわー…見せつけてんのかな?嫉妬させたいとか?」


「先生!」


「もう十分すぎるほど狂ってんだけどなー…」

< 78 / 399 >

この作品をシェア

pagetop