先生。
好きになってもらえないのに、バカみたいに追って、酔ってそんな辛そうな顔しないでよ。
だけど、そんな先生を支えてる自分にはもっと呆れる。
「本当に落とすよ」
そう言って腕の力を弱めたら、先生が覆い被さってきた。
私の背中はフローリングに叩きつけられてヒリヒリ痛む。
力なく倒れた先生の呼吸が耳元近くで繰り返されていて、くすぐったい。
先生が私の横についた手を軸に、上半身を少し起こした。
その拍子に顔が見える。
私は、押し倒されてるみたいだ。
傷ついた、こんなに弱った先生に漬け込んで、いっそのこと奪えたら…なんてことも考える。
「ねえ、なんでだと思う?…なんで俺じゃダメなんだよ」