先生。
放課後。
先生の家に入る途中で、部屋の前でキョロキョロする男の人がいた。
なに、なんか怖…不審者だったりして。
「すいません」
「え、誰…?」
「いや、こっちのセリフ。ここ入りたいから退いて」
「いや、は?ここ津山譲の家だろ?」
「そうですけど?」
「俺、友達の森本ってんだ」
いや…私に話してわかるわけないじゃん。
「借りてた金返しに来たんだよね。家上がっていいかな?」
どこまでお人好しなの先生。
「渡しておきますよ」
「いや、あいつに久々に会いたいしさ…ね?」
まあいいか。
私の家じゃないし。
お金だし、本人が渡さないとダメだよね。
「じゃあ、どうぞ?」
「うへへ、ありがとう!」