恋する剣士
芹沢が大和屋に火をつけ、火消しの邪魔をした

この事があって、会津藩から厳しい叱りを受けた

預かり身分が『新選組』という独立した組織になった

「何かあっても、自分達で責任をとれってか…」


原田の言葉に


「芹沢さんのしたことの責任を俺達がとらされるのは
いかがなものだろう」


近藤がため息漏らす


翌日

暗黙の了解であったことをわざわざ紙にしたためた


それに、山南が『局中法度』と、名付けた





広間で大々的に発表された

「組の輪を乱すことなかれ、仲間の事を思いやれ
自分勝手な行動、組の名を汚す行動は慎んでくれ」



近藤が、皆に声をかけた







しかし、数日後

芹沢派がこの法度を破った




新選組の名で借金をし、その金で宴会をしたのだ






そして、隊士らを処分しようとすると
芹沢に止められた






「これじゃあ、以前とかわらねぇな」






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