恋する剣士
「小五郎君とは、長州とか関係なくいるだけ
国を想う気持ちは、同じなんだ
争いで解決することはない
ただ、話をするだけでいいはずだ」


「そんな簡単な話ではない」



「そうかな… じゃあ」


明が掴まれていた胸ぐらをスルリと解き
会津藩士 佐々木只三郎はぐるりと回転して
床にダーンと受け身もとれない速さで打ちつけられた


「っっっ!!! 痛えじゃねーか!!」


「解決した?」



「……いや」



「話さないとわからないよ
なんでここにいるのかだって、知らないだろ?」


佐々木が、ハッと気がつく



「お前!!!なんで新選組にいるんだ!?」







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