恋する剣士
桂がニコリと微笑む


「ここで君たちに看病を受け、帰ってきた日
『布団とご飯をあげたら良かったね』と言って
鳥の墓に手を合わせていたよ
正直な気持ち、明に惹かれている
明は、俺を父か兄のように慕ってくれていると思っていたが、違った
寝間着や布団なんて、着ないのが普通だと言っていた
本当は、俺や俺の仲間を警戒していたんだ
明には、ここが気兼ねなく過ごせる場所なんだと思う」

「桂、明は… なぜ、無抵抗で捕まろうとしている
思考が普通じゃないからなんて、よくわからん!」


「俺の考えでは、明の地位は、かなり上だ
普通に戻れば、2度と出て来れない
罪人として捕まり拷問を受け、酷い怪我をしてでも
カゴから出なくてはいけない
あの鳥と自分を重ねたんだろう
会津公が明に手を貸しているのであれば
それ以上の地位なはずだ」








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