嫌いの反対


ていうか、スポーツドリンクを渡されて初めて気づいたけど。



「デッカ…」


この倉庫デカくない?誰が建てたわけ?




「入るか?平気か?」


隣で波留多が心配してくれたのがわかる。


「ん、平気」


「行くか」



波留多はそう言って私の手を引く。

それが不意打ちで、少しだけ頰が赤くなった。




「波留多さんちわっす!!!」

「おー」

「波留多さん手合わせ頼むっす!!!」

「おー」

「波留多さん彼女さんすか!?」

「おー」




…?????


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