嫌いの反対


「あんたさっきから『おー』しか言ってないよ」

「おー」


ドガッ


私は手にあったスポーツドリンクを波留多の頭にぶつけた。


「いっでえ!!!!」

「彼女じゃねえだろうが!!!!」

「あ!?!?!?」

「さっきから『おー』しか言わねえじゃねえかよてめえごら!!!!」

「あん!?!?なんだと!?!?」

「ねえ君達!?!?!?」



そう言って下っ端さんに目を向けるとポカーーンと私たちを見ていた。


「「へ?」」


2人して喧嘩する気も起きず、彼らを見ていると


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