先生はめんどくさがり。


「…んっ……」




トリュフがもうすぐで無くなる時、先生は上手に舌を使って小さくなったトリュフを自分の口に移した。



…本当に悪魔だ。


私が頑張って先生を夢中にさせなきゃいけないのに、いつも私ばっかり夢中になる。





「…すげぇ甘いけど?」





唇が離れて数センチしかない距離で、先生はそう言う。


そっちの方がもっともっと甘いから…





「……美味しかったですか…?」


「甘い」





精一杯出した声に、先生は即答。



結構自信あったのに。


しかも苦めに作るなんて初めてしたし。





「もう1個食べる?」





そして先生はニヤっと笑ってまた意地悪をする。

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