先生はめんどくさがり。
カーテンから差し込む太陽に、ちょうど先生が重なっていて寝癖が目立つ。
ふわふわっとしている髪に触れたくて、手を伸ばすと…
「そんなに襲われたい?」
って、私に覆いかぶさる。
「いいよ」
絶対してこないから、これは私のちょっとした挑発。
「朝ごはん食わないで恋喰っていいんだ?」
そう言ったのが最後。
先生は私の唇を奪うと、だんだん唇が下に落ちて…
「ダメだよっ…」
「いいって言ってたじゃん」
私の首元に綺麗に華を咲かせた。
「せんせー…!!」
さっさとベッドから降りて洗面所に行く先生を追いかける。
鏡ごしに目が合う先生は、呑気に歯磨きをしながら私の首を見て笑った。