先生はめんどくさがり。


「何かあったらいつでも言ってこいよ」


「うん」


「俺はお前の味方だからな」


「…うんっ」





それから啓太に家まで送ってもらって、時間は夜の23時過ぎ。


先生は、まだ帰ってきていない。





「遅いなー…」





お風呂に入って、明日の朝ごはんの準備までしたのに、先生はまだ帰ってこない。


ソファに寝転んで携帯を触っていると、ほどよい眠気が私を襲う。



時間を確認すると、深夜2時前。


携帯を置いて目を閉じた時、インターホンが鳴った。





「先生…?」





眠たかった体を勢いよく起こし、玄関まで走る。


ガチャっと扉を開けると、そこには先生と…頬を赤らめた女の人。

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