御曹司様の求愛から逃れられません!
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──それから一週間後。ついに結婚式当日となった。
考えすぎて何日もまともに眠れなかった。もっと言えば、結論も出ていない。“結婚式が終わったら”というタイムリミットを未だにカウントダウンをしている状態なのだ。
とりあえず化粧でなんとかクマを隠し、前髪をくりんとカールさせ、ゆるく髪を巻いてまとめた。
ドレスはワインレッドを選び、腰のリボンを綺麗に結ぶ。肌寒いことも考え、ベージュのジャケットを羽織った。
耳と胸元にはパール。……うん、そんなに悪くない。いつもより可愛くできてると思う。
ドレッサーの前でガッツポーズをし、メッセージを確認した。
【十時に迎えに行くから、待ってて】
絢人さん……。前日連絡が来て、電車で行くつもりなら車で乗せていく、とのことだった。
あと十五分で迎えに来る。まるで白馬の王子様を待っているような気分だ。だって絶対格好良いよね、結婚式仕様の絢人さんなんて……。
この胸のドキドキは、彼に告白の返事をしなければならないことだけじゃなく、オーストラリアへ発ってから一度も会っていない彼にまた会えることへの楽しみもあった。
──それから一週間後。ついに結婚式当日となった。
考えすぎて何日もまともに眠れなかった。もっと言えば、結論も出ていない。“結婚式が終わったら”というタイムリミットを未だにカウントダウンをしている状態なのだ。
とりあえず化粧でなんとかクマを隠し、前髪をくりんとカールさせ、ゆるく髪を巻いてまとめた。
ドレスはワインレッドを選び、腰のリボンを綺麗に結ぶ。肌寒いことも考え、ベージュのジャケットを羽織った。
耳と胸元にはパール。……うん、そんなに悪くない。いつもより可愛くできてると思う。
ドレッサーの前でガッツポーズをし、メッセージを確認した。
【十時に迎えに行くから、待ってて】
絢人さん……。前日連絡が来て、電車で行くつもりなら車で乗せていく、とのことだった。
あと十五分で迎えに来る。まるで白馬の王子様を待っているような気分だ。だって絶対格好良いよね、結婚式仕様の絢人さんなんて……。
この胸のドキドキは、彼に告白の返事をしなければならないことだけじゃなく、オーストラリアへ発ってから一度も会っていない彼にまた会えることへの楽しみもあった。