御曹司様の求愛から逃れられません!
部屋に連れていかれて玄関にあがると、開け放たれた向こうの空間がすでに散らかっているのが見て分かった。
目立つのは積み上げられたDVDと、ハードカバーの冊子、よく分からないコードやアダプターなど。
よく観察してみると、散乱しているそれらのものたちは、ガラステーブルに置いてあるパソコンを取り囲んで置かれているのだと分かった。
「……何してるんですか、これ」
とりあえずテーブルのそばに荷物を置かせてもらい、辺りを見渡した。絢人さんは先ほどまでいたと思われるソファに座り、ノートパソコンに触れて画面を再開させる。
「動画の編集。ちょっと入り用なんだ」
この光景、大学時代そのままだ。
イベントでモニターを使うとき、流す映像を自作することがあった。特に、編集作業が得意だった私と絢人さんはよくふたりで作業していた。絢人さんの眼鏡姿はこのときだけしか見られないレア物だ。懐かしいな……。
「お仕事で使うんですか?」
質問しながら散乱しているものを物色すると、それは仕事関係ではなく大学時代のメモリービデオやアルバムだと気付き、私は思わず手に取った。
「違う。早織の結婚式で余興の映像を頼まれてるから、作ってる」
ピピン、と反応する。
さっきまで考えていた早織さんの結婚式のことが、絢人さんの口から出たのだ。
目立つのは積み上げられたDVDと、ハードカバーの冊子、よく分からないコードやアダプターなど。
よく観察してみると、散乱しているそれらのものたちは、ガラステーブルに置いてあるパソコンを取り囲んで置かれているのだと分かった。
「……何してるんですか、これ」
とりあえずテーブルのそばに荷物を置かせてもらい、辺りを見渡した。絢人さんは先ほどまでいたと思われるソファに座り、ノートパソコンに触れて画面を再開させる。
「動画の編集。ちょっと入り用なんだ」
この光景、大学時代そのままだ。
イベントでモニターを使うとき、流す映像を自作することがあった。特に、編集作業が得意だった私と絢人さんはよくふたりで作業していた。絢人さんの眼鏡姿はこのときだけしか見られないレア物だ。懐かしいな……。
「お仕事で使うんですか?」
質問しながら散乱しているものを物色すると、それは仕事関係ではなく大学時代のメモリービデオやアルバムだと気付き、私は思わず手に取った。
「違う。早織の結婚式で余興の映像を頼まれてるから、作ってる」
ピピン、と反応する。
さっきまで考えていた早織さんの結婚式のことが、絢人さんの口から出たのだ。