俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
俺は、真面目な顔で怪我をしていないか診ているリーをぼんやりと眺めていた。

しかし、「リーバス!リーバス!」と叫ぶリリーの声が耳に入る。リリーを必死で止めるアレックスやジャックの声も聞こえた。

「どこか痛むところはあるかネ?外傷はないけド」

リーが安心したような顔になり、俺の顔を覗き込む。

「……俺は、大丈夫だ。それよりリリーを……」

「そうだネ。すぐに診るヨ!」

俺は立ち上がり、リーとともに舞台そでに向かう。舞台そででは、リリーが混乱して過呼吸を起こしかけていた。

「リリー!大丈夫カ?」

すぐにリーが近寄り、地面にしゃがみ込んでいるリリーの肩を支える。

「リーバス、大丈夫!?怪我してない?ねえ!」

リリーが泣きながら俺の腕を掴む。俺はしゃがみ、リリーに笑いかけた。

「俺は大丈夫だ。助けてくれてありがとう」

リリーは安心したように笑う。

リリーは、落ちてきた照明の破片で手を切っただけだった。怪我がとても軽いものだったのが、不幸中の幸いだ。
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