俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
馬車で揺られること二十分。俺とリリーは街の市場に到着した。

「いろんな人の暮らしを見たいんだ〜!これも世界平和対策本部の仕事だよね」

「まあ、お前にしてはまともな案だと思うぞ」

「ひどくない!?まるで普段ぶっ飛んでるみたいじゃん!」

「事実だろう。会議中にいきなりパーティーを開催するまともな奴がどこにいる」

「えっ?目の前にいるよ?」

「うむ。ラス国の国民はまともだ」

「目の前にいるのは、私だよ〜」

そんな会話をしながら、市場を歩く。八百屋や肉屋などドリス国でも見かける出店もあるが、似顔絵屋や手作りのアクセサリーを作る店など、ドリス国では見たことのない店もたくさんある。

「リーバス!似顔絵描いてもらおうよ〜」

リリーは俺の手を引き、似顔絵屋へと連れて行く。

「……なんだか恥ずかしいのだが……」

「気にしない、気にしない!」

似顔絵屋は暇をしていたので、お客が来たことで喜んでいた。早速、筆や絵の具などを取り出し、俺とリリーを椅子に座らせる。
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