俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
怪しげに笑ったまま、おばあさんはリリーを手招きする。

俺とリリーは一瞬顔を見合わせた後、リリーが恐る恐るおばあさんに近寄っていった。

おばあさんは、リリーに何かの新聞の切り抜きを見せているようだ。どんな内容かは見えないため、わからない。見えたとしてもラス語で書かれているため、わからないだろう。

新聞を見たリリーの表情が、どんどん固くなっていく。おばあさんはますます怪しげに笑った。

「リリー、どうした?大丈夫か?」

心配になり俺がリリーのそばに向かうと、リリーは俺の手を掴み走り出した。

「××××××××××××××××!××××××××××××××!!」

おばあさんが後ろからラス語で何かを叫んでいる。次の瞬間、市場にいた人々が次々と俺とリリーを追いかけ始めた。

「何だ!?どうして俺たちは追われているんだ?」

俺たちを追いかける人々の表情は、何かの欲でいっぱいでまるで悪魔や怪物のように見える。
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