俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
ベルベット卿はパイプに火を付け、タバコを吸い始めた。俺の嫌いな匂いが、書斎中に漂う。

「君は真面目だと聞いたよ。だから、私の指示は何でも聞くんだろう。それでちょっと頼みがあるんだがね……」

「……何でしょうか?」

「桜花国出身の……小町……とか言ったのか?あの子はいいねぇ。気に入ったよ!ぜひ愛人にしてかわいがりたいねぇ〜」

その瞬間、俺はベルベット卿に嫌悪感を通り越して憎しみを抱いた。怒りが込み上げ、その腐れきった顔に拳をお見舞いしたくなる。

「……私にどうしろと?」

怒りで体を震わせながら、俺はベルベット卿に訊ねる。ベルベット卿は下品に笑いながら言った。

「ぜひ、聞いてほしいんだよ。私のものになる気はないかとね。あの美しい黒髪!また自慢の種が増えることは間違いない…!」

「お言葉ですが、小町は世界平和対策本部に必要不可欠な存在です。お断りします」

相手が貴族だろうが、今はそんなことどうでもよかった。ただ、自分の大切な仲間を守りたいという思いしかなかった。
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