俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「上」
俺が淡々とそう言うと、ベルベット卿は一気に不機嫌な顔になり、煙をわざと俺に吹きかけた。

「せっかくよくしてやったのに、何だその態度は!もうよい。さっさと会場に行け。そしてパーティーが終わり次第、全員出て行ってもらうからな!!」

ベルベット卿がそう言ってくれたことが、俺にとってまるで宝箱を探し当てたように嬉しかった。やっと解放されると思うと、笑いたい気持ちが湧き上がってくる。

「ありがとうございます」

そう言って書斎を後にした。



「リーバスさん、いよいよ本番ですね」

三階の廊下で、小町が俺に話しかけてきた。白地に赤や黄色の大きな花柄の美しい着物を着ている。その姿は、儚い花のように美しい。

「ああ、少し緊張するな」

「そうですね。私もこんなところへ来るのは初めてです。きちんとできるかどうか…」

不安げな表情を見せる小町に、俺は笑いかけた。

「お前は真面目にしてきたから、きっと大丈夫だ」

「ありがとうございます。リーバスさんも、大丈夫です。頑張っておられましたから」

小町が優しく微笑む。

「そうだな。互いに頑張ろう」

「はい」
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