優大くんの言動はマシュマロみたいに甘くて軽い。
「え、あ、幻滅するも何も最初から俺、こんな駄目な奴だったか」
一人でしょんぼりしたり慌てたりする優大くんは可愛いのだけれど、本当に私は分からない。
「私こそ、優大くんのお父さんに殴りこみ行ってごめんね」
「いや、だから、俺がはっきりさせなきゃいけなかったのに、蕾にさせてしまってごめん。それに、逃げてたんだよ。情けねえ。問題から逃げて楽しいことばっか考えていたんだよ」
髪の毛をクシャクシャと掻きながら。優大くんは蒼くなったり無理に笑ったり。でも、だからこそ、私は彼が好きなんだと思う。
「そんな事、ないよ、どんな優大くんでもちゃんと見たいし知りたいよ」
「……なんか、ただの反抗期だったみたいだし。まだ、ごちゃごちゃしてて、親父の事許せそうにないんだけど」
「うん。好きです。それでも私は、優大くんが大好きです」
その心の音が空に溶け込んで――いつの間にか、空の色が心にぽとりと落ちてきて、その色が心に染みて広がって行く。