優大くんの言動はマシュマロみたいに甘くて軽い。
紗矢は、一年の時からずっと優大くんを知っているから、分かっていたんだ。
何も知らない私は恥ずかしくなった。
でも三人で駄菓子屋のかき氷を寒い寒い言いながら食べて、笑って帰った。もやもやも不安な部分も全部吹っ飛ばしたくて、笑いたくて、くだらない話ばかりしながら、空に笑い声を響かせながら。
ただただ、彼の最後の更新は痛みが伴うものだったけれど。
『だって俺たちはちっぽけで、自分たちの言葉の責任も親が口出しして、本当に届けたい言葉は届かないじゃないか。
俺の視線に顔を上げて欲しいって、そんなに我儘なのか分からないけど、時間がないんだ。俺たちはいつも大人に時間を左右されてしまう。だから時間がない。いつまでも青空は空に映されないだろ。夜になっちゃうだろ。
時間が止まるのは、漫画の中だけ。俺は今もこうして、無駄に時間を費やしてる。
本当は俺、不安しかねえんだ。怖かっただけなんだ。逃げられないって分かってから、こんな場所でしか愚痴を吐けなくて。
でも今は別のことが怖い。
学校が違っても、住む場所が違っても、蕾はこんなに格好悪い俺を好きでいてくれるかな。恋人を続けさせてくれるかな。
俺、努力するから』