優大くんの言動はマシュマロみたいに甘くて軽い。
期末テスト最終日だった。何気なく開いた液晶に、320文字の短い言葉の中で彼は私にそう告げた。
『好きだよ。離れたくない。それだけなのに、なんで俺は我儘って言われるんだよ。まだこの学校で蕾と一緒に過ごしたいんだよ』
その日の更新は、批判のレビューで荒れていた。
『真面目に更新しろ』とか『私情を挟むな』とか『小説の中で告白すんなよ』と好き放題言われていたけれど、彼はいつも通り。
「名前を出すのはやめて!」
って朝一番に泣きながら頼んだら、飛び上がりながら急いで名前を『T美』にかえてくれた。これでいいかなっておずおずと言ってくれので頷く。
「私も、優大くん、格好いいし、実はネガティブだしちょっとだけ心配なんだけどね、でも、私、高校でも彼女で居たいです」
高校で綺麗な女の子は沢山いるんだし、私の方が努力しないといけない。
でも優大くんの気持ちを私は信じている。