【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし

「まだ誕生日を迎えたばかりだし、今日プレゼント買いに行きませんか?」

今日は日曜日で、ふたりとも休みだ。時間はたくさんある。わたしひとりでは何を買えばいいのかわからないし、真澄さんに好きなものを選んでもらった方がいい。

我ながら、いい案じゃない?

ふふっと満足気に笑っていると、思いもよらない返事が返ってきた。

「行かない」
「え?」

慌てて顔を上げる。

どうしてそんな事を言うの?

真澄さんを見つめる目が、悲しみから戸惑うように揺らぐ。

「……蘭子。お前はちょっと早合点がすぎるな。話は最後まで聞け」

真澄さんはそう言うと、わたしの体を抱きしめる腕を少しだけ緩めた。片方の手を上げわたしの前髪をかきわけるとおでこにキスを落とす。その唇の熱さに、おもわず頬が熱くなる。

「行かないとは言ったが、いらないとは言っていない。プレゼントなら目の前にある」
「目の前、ですか?」

眼の前とはどういうことなのか。あるとしたらフルーツタルトだが、これは真澄さんが買ったものでわたしが用意したものじゃない。

プレゼント。寝室にそんなものあっただろうか──


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