【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
「な、何するんですか!?」
「何って、服脱がなきゃ抱けないだろう」
「あ……」
それは、そうだけど。寝るときブラジャーを付ける習慣のないわたしは少々戸惑ってしまった。しかもこの部屋は電気がついたまま。間接照明だが、思った以上に明るい。
「真澄さん、電気は」
「消さない。さっき笑った罰だ」
ニヤリと笑う意地悪な顔は、どうも本気らしい。
「そんなぁ」
情けない声を出すと、至近距離まで顔を近づけた真澄さんが、ニッコリと微笑んだ。
「というのは建前で、蘭子がどんな顔して俺に抱かれるのか見たくなった。俺の中にこんな自分がいるなんて知らなかったよ」
さらりとさもありげにそう言う真澄さんだが、そこ間違ってますから。真澄さんはいつだってSっ気たっぷりですから。
きっと子供の頃は、イジメっ子だったに違いない。でも嫌われたり憎まれたりはしなかったと思う。
それは彼の中に優しさがあるから。
病院での愛川先生も、ふたりでいる時の真澄さんも、中心には優しさがあって。そこはブレることがない。
まあ真澄さんの時はその優しさに意地悪がプラスされるけれど、それがわたしへの愛情の裏返しなのもわかっている。
もう、とやかく言うのはやめよう。この期に及んで往生際が悪いのは、みっともないというものだ。