【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし

一度深呼吸をすると、真澄さんの目をまっすぐ見つめた。

そんなわたしを見て気持ちを察したのか、真澄さんの黒い瞳に熱が帯びるのをわたしは見てしまった。

途端、不安が頭の中をよぎり、目をギュッと瞑る。

「蘭子。目を開けて俺を見ろ。心配するな、その不安はすぐに解消してやる」

わたしの心の中がわかるのか、真澄さんはそう言うとわたしの頭を撫でた。まるで母親に撫でられているような感触に目を開けると、慈愛に満ちた真澄さんの目と交わった。



それから真澄さんとひとつになるまで、そう時間は掛からなかった──。

と言うのも、真澄さんは『好きにさせてもらう』の言葉通り、何もかもが彼のペースで。初体験のわたしは、息をつく暇さえ与えてはもらえなかったのだ。

真澄さんは私の着ていたナイトウェアを手際よく脱がせると、それをポイポイ投げ捨てた。自分もわたしに跨ったまま膝立ちしてわたしを見下ろしながら、着ていたバスローブを脱ぐ。すぐに彼のたくましい体が目の前に現れて、見てはいけない物を見てしまったと慌てて顔をそむけた。でもそれも許してはもらえず、両頬を包み込まれると元に戻されてしまった。



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