【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
「我慢しなくていい。俺以外、誰にも聞こえない」
真澄さんは笑ってそう言うが、それがなかなか難しいわけで。やっぱり無理と目と仕草で訴えてみたが、どうも聞き入れてはもらえなかったみたいだ。
「蘭子の感じてる可愛い声が聞きたい。俺だけの、勝手な独りよがりだって思いたくないからな」
「わかり、ました……」
コクンとひとつ頷くと、真澄さんは嬉しそうな顔を見せた。たったそれだけのことに胸がキュンと疼く。
真澄さんを喜ばせたい──。
ふわりと湧き上がったその想いは、わたしに少しだけ大胆な行動を起こさせた。
「真澄さん、よろしくお願いします」
彼の首に両腕を巻きつけ、真澄さんの唇に自分の唇を重ねる。照れ隠しでニカッと笑ってみせると、彼は驚いたように目を少しだけ見開いた。
でもそれも、ほんの一瞬のこと。真澄さんは穏やかに目を細めると、わたしの体を力強く抱きしめた。
「わかった、俺に全部任せてほしい。蘭子、大切にする」
そう耳元で妖艶に囁かれ、わたしと真澄さんの長い夜が始まった。