【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
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真澄さんに愛された時間は、夢みたいに幸せな時間だった。けれど、世間では“あれ”が一般的なんだろうか。
何しろ何もかもが初めての経験で、何も知らないわたしは真澄さんにされるがまま。あんなことやそんなことをされ、愛撫の激しさに嬌声を上げ、真澄さんから受ける甘い刺激に震えた。だんだん意識が朦朧としてくるのを、シーツをギュッと掴んでなんとか保つ。初めて真澄さんとひとつになった時は、体が壊れるかと思うくらいの痛みに涙が浮かんだ。
世の中の女性は皆、こんな大変な思いをしているの?
何度もそう思いながらも、彼の手から与えられる甘い刺激と言葉が少しずつその痛みを和らげ、快感へと変えていく。
好き、大好き──
これ以上なく大きく膨らんだわたしの気持ちは、自分の口を勝手に動かせる。
「真澄さん、いっぱい愛して。真澄さんの好きにして……」
そんなわたしの言葉を聞いた真澄さんは、驚いたのか大きく目を見開いた。でもすぐにその目を優しく細めると、わたしに覆いかぶさり耳元に顔を寄せた。
「仰せのままに……」
まるで王子のような口調で囁かれ、やっぱりこの人はプリンスなんだ──と思った。
でもそれも一瞬のこと。
彼の大きな手が頬に触れると、ニヤリと片方の口角を上げてほくそ笑む目がわたしを見つめた。
今頃になって、自分はなんてことを口走ってしまったんだと後悔。でも、時すでに遅し。
真澄さんのからの溢れんばかりの欲情で何度も絶頂を迎えることになってしまった今のわたしの体は、言葉が合っているかはわからないが“ボロボロ”だった。