【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
「ん……」
抱かれていた腕の力が緩められ、体に余裕ができた。でも顎に手を添えられ逃さないと言うようにキスが深くなっていくと、体が言うことを聞いてくれなくなってしまう。勝手に鼓動は速くなって、ドキドキが止まらない。
こんなのズルい!
まだ何も話していない。真澄さんが何を考えているのかもわからないのに……。
苦しさと戸惑いから、彼の胸を力強く叩く。その力も一瞬でなくなると、腕をだらりとおろした。
さすがにそんなわたしの反応には気づいたみたいで、真澄さんは慌てて唇を離す。
「大丈夫か?」
何をいまさら……と思ったが、ここは大人な対応をと小さく頷く。そのまま胸に手を当て呼吸を整えると、真澄さんを見上げた。
「でも謝らないからな。いいか、一週間だぞ? そんなに長く蘭子に触れられなかった俺の身にもなってみろ。何をするにも力が湧かなくて食欲もなくなった。見ろ、たった一週間で四キロも痩せた。どうしてくれる? この責任、きちんと取ってもらうからな」
自分の頬を擦り痩せたことをアピールする真澄さんを見て、言葉を失う。