【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
わたしが愛華総合病院で働くようになったのが、ちょうど四年前。総合病院だから、先生の数は……数えたことがない。二年くらい経ってから真澄さんの存在を知ったが、その時はもう口腔外科医だったはず。だから真澄さんが外科医だったなんて、全く知らなかった。
でも外科医と口腔外科医って、同じ免許じゃなかったような……。
小首をかしげると、またわたしの表情から何かを感じ取ったのか、真澄さんが顔を覗き込んだ。
「ダブルライセンスって知ってるか? 俺は医師免許を取得した後、歯科医師免許を取得した。まだ二年しか経ってないから、これからも勉強や経験が必要だけどな」
「はあ。わたしには難しくて、わかったようなわからないような……。あ、でもだから田所先生に呼ばれたんですね」
真澄さんのところでお世話になる事になった翌日、田所先生に呼ばれた真澄さんは、病院へと出かけていった。どうして口腔外科医の真澄さんが田所先生に呼ばれるの?と思った記憶があるが、そういうことだったんだ。
「ちょっと話が逸れたな」
「あ、すみません」
わたしが余計なことを考えたせいだ。
ちょこんと頭を下げると、そこに真澄さんの手が下ろされる。