【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
「真澄、さん……」
一瞬で甘い痺れが体中に走り、足の力が抜ける。ふわっと揺れたわたしの体を真澄さんは抱きかかえられ、そのままベッドへと運ばれた。
この展開は!?──と脳は危険を感知するが、体は真澄さんの腕の中。ゆっくり下ろすと真澄さんはわたしの上に馬乗りになって、その顔に蠱惑的な微笑を浮かべた。
身も心も惑わすような真澄さんの魅力に、負けそうな心を微力を振り絞りなんとか保つ。
「な、何しようとしてるんですか?」
「この状態で何って聞くのか? ベッドの上ですることなんて、ひとつしかないだろう」
ニヤリと笑う瞳の奥は妖しげに揺れていて……どうやら本気みたい。
でもその前に、ハッキリしておきたいことがある。
「彼女……のことは、どうするんですか?」
真澄さんが、いい加減な人だとは思いたくない。中途半端な状態でこんなこと、やっぱりダメだと思う。
ギュッと握られている手を離したくない。真澄さんを手放したくない。
そう思う半面。
真澄さんのそばに、わたしがいてもいいのか。わたしという存在は、お荷物でしかないのではないか。