【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし

「今日子さんと話せたことで、自分の気持ちがよくわかったというか、前向きになったというか……」
「要するに?」

未だ覗き込んでいる真澄さんの顔が、ニヤリと意地悪に微笑む。

「……大好き? いや、愛してる? う~ん、それ以上……うぅっ!!」
「蘭子、マジで可愛すぎるな。今すぐ抱きたい!」

ギュウギュウと抱きしめられて窒息寸前。しかも『今すぐ抱きたい』とか。

ここは真澄さんの実家で、今日ははじめての顔合わせ。ふたりで挨拶に来たんだよ? そんな時に抱きたいなんて、不謹慎極まりないんじゃない?

そう思うのに、耳を喰まれ首筋を真澄さんの熱い舌が這うと、体が言うことを聞かなくなってしまう。

「真澄……さん、ダメ……。夜まで、待って……」
「なんでも言うこと聞くか?」

何でも言うこと? いつもなんでも聞いてるじゃない。何を今更……。
でもまあ、いつものことかとコクコクと頷く。と真澄さんの愛撫はそこでピタッと止まり、抱擁も解かれて体に自由が戻る。苦しかった呼吸もスムーズだ。

「さっさと食事を済ませてマンションに帰る」
「そ、そうなんですかっ? 何も、そんなに慌てなくても」

どうして急にそうなるの? 院長たちとの大切な時間はどうするの?

真澄さんの急な言動が理解できなくて、小首をかしげた。


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