勇気の魔法は恋の始まり。
水帆がスケッチに行くのは大抵課題や作品制作に行き詰まりを感じた時で、ふらっと近辺を歩いて目に留まったものを描いていた。
以前までは何も言わずに出ていたが、スマホも放置してフラフラするので杏に無用心だと怒られたのだ。
それでも着信音などで邪魔されたくない水帆は、杏にスマホと財布だけは預けるようにした。
「あ、スケッチ?いってらー。」
そう言う杏の差し出された手にスマホをのせ、荷物番を頼むと教室を出た。
以前までは何も言わずに出ていたが、スマホも放置してフラフラするので杏に無用心だと怒られたのだ。
それでも着信音などで邪魔されたくない水帆は、杏にスマホと財布だけは預けるようにした。
「あ、スケッチ?いってらー。」
そう言う杏の差し出された手にスマホをのせ、荷物番を頼むと教室を出た。