チャンスをもう一度
イタリアから吉本さんには
連絡をしていた。
吉本さんは、文句ひとつ言わずに
俺の背中を押してくれた。
本当に良き上司に巡り会えた。
まだまだ、吉本さんの下で
沢山学びたかったが
「イタリアで、頑張ってきます。
見ていてください。」
と、話した。
それから、ひと月で
仕事を終わらせて
引き継ぎをして会社を退職した。
その夜、吉本さんに
「良く頑張ったな。
お前ならできる。
しっかりやってお前の力を見せつけてこい。
まだまだ、一緒に仕事をやりたかったが
お前の幸せが一番だ。」
と、言ってくれた。
「ありがとうございます。
恩を仇て返すような形になりましたが
吉本さんに教わったことを胸に
頑張ってみます。
本当になんてお礼を言ってよいか
香葉さんにも宜しくお伝え下さい。」
と、頭を下げてわかれ
帰りついてから
望海に連絡をした。
「陽翔、お疲れ様でした。」
「うん、ありがとう。
望海、早く会いたい。」
「私も。桜雅も待ってるよ。」
「電話では、話してるけど
両親にきちんと説明して午後の便で
発つから、待ってて。」
「あわててこなくても
いや、嘘。ごめんなさい、やはり
早く会いたい。」
「くすっ、嬉しい。
望海と桜雅がいるから
頑張れたんだ。
だから、直ぐに行く。」
「うん、待ってるね。
お父様、お母様に宜しく伝えてね。」
「ああ、桜雅の写真送ったら
凄い騒ぎようだった。」
「嬉しい、喜んで貰えて。」
と、少し話してから
電話を切った。
今・・イタリアは、お昼の2時、3時かな
・・早く・・・会いたい。