チャンスをもう一度
父と母に空港まで送ってもらった。
「本当に、ヤァーね。」と、母、
「なんだよ。」
「あら、わかんないの?
あなたの、そのしまりのない顔」と、母。
「えっ、ふっ、普通だろ」
「良かったよ。
お前のそんな顔がみられて。
陽翔、幸せになりなさい。」と、父。
「父さん。母さん。
本当にありがとう。
色々心配ばかりかけてごめん。
おちついたら二人を連れて
戻るから。」
「「ああ、楽しみに待ってるよ、
しっかり頑張りなさい。」」
「ああ、行ってくる。」
と、言って陽翔はイタリアへ向かった。
誠と和美は、本当に嬉しかった。
たった一人の息子の幸せな姿が。
晶輝も桜雅もどちらも自分達にとっては
とても可愛いい大事な孫だが
陽翔が、心から幸せを
感じることができるのは、
彼女だけなんだと
わかって・・・
まだ見たことのない彼女に会える日が
楽しみだった。