チャンスをもう一度
日本にいる間は、本小路家に滞在する。
望海の赤ちゃんの事もあるから。
藤本の両親も訪ねて来てくれた。
陽翔は、
藤本の実家方にも1日は帰り
西本さんにも報告をした。
望海との式や桜雅の事も
イタリアから連絡はいれていた。
望海がそうしてほしいというので。
まあ、藤本の両親からも
話をしてもらっていたが。
桜雅も一緒に行くと
言ったが
西本の両親には、あまり会いたいとは
思わないかと考えて
連れていかなかった。
だが、西本の両親は
連れて来てくれたら良かったのに
と、残念がってくれて・・
本当に感謝している。
イタリアに行くときに
絢菜にも話をした。
その時に、西本の両親が
もう、晶輝には会わなくて良いと。
もう少しして、晶輝が
会いたいと言ったら
会って欲しい。
絢菜も良い出会いが
あるかも知れないから
と、言うことで話はまとまった。
絢菜は、無事に大学を卒業して
英語ができるのでそれを生かした
証券会社に勤めている。
今は、晶輝も幼稚園に通っていて
とてもおしゃまさんらしい。
絢菜も会社の方と
お付き合いをしていて
晶輝もその人に懐いているようだ。
結婚の話が出ているが
絢菜が、少し待ってほしいと言って
いるらしい。
「だから、陽翔君は何も心配しないで
奥さんの為にも
しっかり頑張って来なさい。」
と、西本のお義父さん・一彦さんに
言ってもらった。
絢菜とは、電話で少しだけ話して
幸せになるように伝えた。