王様生徒会長と最弱ヒーロー

どれだけ無謀だ夢だったとしても
青柳くんは否定なんてしない。

葉瑠「バカだよね。無謀だよね。
分かってるよ。そんなに甘い
世界じゃないって事くらい。
でも、チャレンジしてみたい。
例え、なれなくても戦ってみたい。
だから、大学は政治経済学部に
行こうと思う。」

偉琉「いいんじゃねぇの。」

ほら、やっぱり。

葉瑠「え?」

偉琉「なれる気がする。
葉瑠なら、いつかあの国会に
立って薄汚い大人と
戦ってる気がする。」

葉瑠「...私、やってみたい。」

偉琉「ああ。」

無謀な夢を持った時
人は誰でも怖気付く。
でも、それを現実に
叶えようと思えるのは
いつも味方してくれる人が
いるからだ。
< 216 / 333 >

この作品をシェア

pagetop