総長さんが甘やかしてくる②(※イラストあり)



心から笑わせてくれたのは、幻で。


嬉しさで涙がでると教えてくれたのは


――オマエだよ、愁。


「なんつった」

「ボクがキミになにか言った〜?」

「かわいこぶってもアウトだ。まさかお前これまで無免で乗ってたっていうんじゃねーよな……?」

「ぴんぽーん。大正解☆」

「ざけンな!」

「あのさー、資格なんてそんなに大切かなあ。免許持ってても飲酒運転したりスマホ片手にハンドルにぎるような、生きる価値ゼロのオトナわんさかいるよねー。ああいうのって、なんで生きてるんだろうね。価値のある人間ひき殺して自分はのうのうと生きてるのなんで?」

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