冥界の王子様





「まさか、また会えるなんて思ってなかったよ」





「どうして?」





「だって覇天統の奴らのものになったら

俺が会うことなんてなくなるだろ?」






「うーん…そういうものか笑」





暴走族のその辺のことは本当にわからない






「あぁ。なのに。

あいつらの元にレイナがいないって

知った時は本当に焦った。」






「私も聞きたかった、


ずっと。



あの時トウマくんがバイクから私を下ろした理由」







「あの時の俺は

レイナは覇天統にいるのが幸せなんだって思ってた


レイナが俺とリクを心配そうに見てるのをみて

目の前で喧嘩とかできないって。


俺の元を早く出してやらなきゃって



自信がなかったんだ…。自分に。


しかも、

リクと喧嘩して俺が負けた姿見せたくなかった」






「トウマくん…」




私はそれほど愛されていたんだ

今になって思い知った




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