冥界の王子様
「でも、俺めっちゃ後悔してる。
今でも。
レイナが幸せかどうかはレイナが決めることで
俺は俺がレイナのことを幸せにすることだけ
考えるべきだった
あの時血だらけになっても
どんだけ無様で無残な喧嘩でも。
俺はあの時レイナを手に入れるために
ってもう遅いか…。」
そう切なそうに笑うトウマくんは
どこか昔よりも強さを感じた。
あのときリクと喧嘩をしなかったのは
わたしのためだったのか…
「あれからあいつには会ってるのか?」
「ううん。あの日から会ってない。」
久しぶりにあったのに
喧嘩別れのようになってしまった
「それはお母さんのことがあるから?」
…そう。あの時
お母さんの事件の恨みを持ちながら
リクのそばに入れない。
そう思った
「うん、リクの幸せを心から祈れない。」
「それは、レイナの本心?」