【最愛婚シリーズ】クールな御曹司の過剰な求愛
念のため釘をさしておく。無理を通す先輩ではないけれど、神永さんからイケメンを紹介してもらうなんてことを期待されては困る。
「大丈夫。わたしもちゃんと、他に手を打ってるから」
「他の手?」
うん、うんとうなずいた芽衣子さんが顔を寄せてきて「合コン」と言った。
ああ、だから今日はいつにもまして、服装が華やかなんだ。
「恵麻も一緒に行く? 実は今日は男性側の方が人数多いんだよね」
「いいえ。やめておきます」
実はあまり合コンが得意ではない。緊張してしまって何をしゃべったらいいかわからなくなるからだ。
「そう言うと思った。だったら今は神永さんをゲットすることだけに集中して。そしてわたしは素敵な男性を……!」
「はいはい。遅れますよ」
気合の入った芽衣子さんに少々あきれつつも、今日の合コンがうまくいくように願う。
別にそうなれば、神永さんを紹介しなくて済むから……というわけじゃないけれど。
「大丈夫。わたしもちゃんと、他に手を打ってるから」
「他の手?」
うん、うんとうなずいた芽衣子さんが顔を寄せてきて「合コン」と言った。
ああ、だから今日はいつにもまして、服装が華やかなんだ。
「恵麻も一緒に行く? 実は今日は男性側の方が人数多いんだよね」
「いいえ。やめておきます」
実はあまり合コンが得意ではない。緊張してしまって何をしゃべったらいいかわからなくなるからだ。
「そう言うと思った。だったら今は神永さんをゲットすることだけに集中して。そしてわたしは素敵な男性を……!」
「はいはい。遅れますよ」
気合の入った芽衣子さんに少々あきれつつも、今日の合コンがうまくいくように願う。
別にそうなれば、神永さんを紹介しなくて済むから……というわけじゃないけれど。