家庭訪問は恋の始まり
私は、慌てて飛び起きて、階段を駆け下りたけど、そこには当然、瀬崎さんの姿はなく…

テーブルの上に、メモが1枚置かれていた。

《夕凪へ
よく寝ているようなのでこのまま帰るよ。
また、連絡する。
来年は、一つ屋根の下でクリスマスを
過ごせたらいいな。
今日は、楽しかったし、嬉しかった。
夕凪、愛してるよ。
瀬崎 幸人(せざき ゆきひと)》


ああ…
なんで私、寝ちゃったんだろう。

2階まで瀬崎さんが運んでくれたのかな?

重いのに、申し訳ない。

もう少し、瀬崎さんと過ごしたかったのに。

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