誰からも愛されない・・その後
「忍さん、ご飯食べて帰りますか?
それとも、お家で食べますか?」
と、彩心が言うと
「晃が可愛そうだから
食べて帰る。
ごめんね、こんな親父で。」
と、言う忍に
「いまさら。」
「もう慣れてる。」
「やったー。」
と、三者三様。
彩心は、笑いがもれた。
本当に、幸せだ。
優しい子供達に
私を大切にしてくれる旦那さんに
彩心の心は、満たされていた。
忍が、立ち上がったので
忍の腕に自分の手を添えると
忍は、目を開き
それから、私を見て微笑んだ。
子供達も忍のその顔をみて
ホッとしていた。
彩心の逆の手を晃が握り
尊と雫は、前を二人で歩いていた。
何をたべる?
あれが良いとか
これが良いとか
話ながら進む。
さっきのカフェの前を通過したとき
忍は、まったく頭になかったが
尊と雫は、ちらりとみると
女の人達は、こちらを見ていた。
忍が自分の腕に置いてある
彩心の手をとり自分の指と絡めて
繋いだ。
そのしぐさに彩心が赤面すると
忍は、彩心の頬にチュッと・・
「しっ・・忍さん、外ですよ。」
「わかってるよ。
だけど我慢できなかった。
彩心が悪い。」
と、言う。
彩心は、やはりこの人には勝てない
でも、それがとても幸せだと
感じるのだからしかたない。
「忍さん、ありがとうございます。
私を素敵な家族に合わせてくれて
私は忍さんに出会えて沢山幸せを
もらいました。」
と、言うと
忍の顔は赤くなり
「僕は、彩心がいれば
何でも頑張れるんだよ。
そう言っただろ。」
と、言うから
「うん、ありがとう。」
尊も雫も
お互いを大切に大事にしている
両親のことがとても誇らしく
大好きだ。